三好美覚の理科の授業(園芸用土を使った火山灰に含まれる造岩鉱物の観察)
中学理科1年 一人1実験
園芸用の土(今回は鹿沼土、赤玉土、四国カルストの大野ヶ原の土)の中に含まれる造岩鉱物の観察を行ないました。
近くの火山灰を含むと思われる土を使ってもいいでしょう。
<観察の手順>
@ 乳鉢で塊をふんさいしました。
A ふんさいしたものを蒸発皿に入れ、水を入れて米をとぐ要領で上澄みのにごった液を流しました。
B 上澄みのにごりがなくなるまで根気強く繰り返しました。(あまり、神経質にやる必要はありません)
C 棒磁石で磁鉄鉱を取り出そうとしましたが、今回使った土には含まれていませんでした。
D 底に残った物を乾燥させ、双眼実体顕微鏡で観察しました。
<造岩鉱物の分離>
単斜輝石(普通輝石)・・・・・緑色ないし褐色 斜方輝石(シソ輝石)・・・・・褐色(ビールびんの色)
角閃石・・・・・・・・・・・・・・・・・不透明な黒色 斜長石・・・・・・・・・・・・・・・・無色透明ないし白色
磁鉄鉱・・・・・・・・・・・・・・・・・不透明黒色、正八面体
【授業後の生徒の感想から】
○ 鉱物はとても小さいけど、一つ一つとてもきれいだった。
○ 身近な所にも火山に関することがあると思った。